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昭和62年 東海道線

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良くも悪くもあの時代が今の自分を作った。

戦争というものを背負ったあのドラマの鶴田浩二の演じた役、戦争のそれも特攻隊という生き死にがギリギリのところを生きてきた若き日とその後の現実の自分自身の姿に向けて、生き残ったものとして恥ずかしくない生き方をしてきたのか、その問いかけが戦中派の心象風景であるのならば、果たしてバブル期に若き日が重なった自分たちの心象風景とは何だったんだろう。

何回か書いているが、あの時代へは懐かしさを感じる反面、今でも反発を感じてしまう。当時、時代の中心にあったのはフジテレビ。あの当時の同社の「軽チャー宣言」みたいな言葉こそ当時の自分にとってムカついた言葉はなかった。真面目であれ、とかNHK的な生硬さなどは求めていたわけではなかったが、しかしフジテレビの描き出す世界観「明るく、楽しく、やるせなく」に対しどうしても素直にそれに同調できない自分がいた。

しかしこの当時の若者向きのチャラチャラした世界・気分をリードすることで、フジテレビの現実に出す企画、ドラマがことごとくあたり正に昇竜の勢いとはかくや、という眩しさを感じていたのも正直なところでもある。

かといって、その前の時代、政治の季節にあるような重さに憧れていたわけでもない。それはそれで現実から乖離した空虚な言葉を弄んでいただけではないか、そんな気持ちを抱いていたのである。

一体、あの時代はどういう時代だったのか。自分はどういう気持ちで過ごしていたのか。

by michikusajinsei | 2017-04-10 12:27 | 国鉄 近郊型電車 | Comments(0)