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昭和61年 養老線

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地形や方位に詳しい人というのはいる。

例えば大規模な建設現場仕事の場合、目印となるようなものは普通はないから自然に方位で位置を確認するようになる。会話の中で「エリア何番の東側に明日の朝一番、10トンクレーンを持ってきてきてくれ。」といった按配である。

地形に詳しいといえば、この週末に友人夫婦と京急に乗っていたのだが、弘明寺に着いた時「京急って尾根伝いに走るのね。横浜の電車では珍しいな。」と別に鉄道などに興味がない夫婦のそのご新造さん、この区間を乗ったのは初めてだそうだが、にもかかわらずそんなことをいきなりのたまって一寸びっくりしたりする。

実は僕はこういった方位や地形は苦手で、前者のような場合は判ったふりをして席に戻って図面を確認するのが常だったし、後者で言えば、50年近く、京急のその区間を利用しながら言われるまでその特徴をまったく気がつかなかった。

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鉄道趣味にもまた、そういう志向の人たちがいる。いや鉄道だけではないかもしれない。いわゆる「地図を旅する」のが好きな人々である。

こういう人と一緒に例えば多摩川沿いを走る南武線に乗ると「南武線って河岸段丘に沿って走るよね。地図を見てその高低差から、次の駅までどういう車窓が展開するかを想像すると楽しいよね」なんて言われるが、こっちは楽しいとかつまらない以前の問題。まったくその心情がわからなくて、曖昧な笑いを浮かべてごまかすというか、別の話題を必死になって考えていたものであった。

by michikusajinsei | 2017-09-20 07:17 | 近畿日本鉄道 | Comments(0)