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昭和62年 北陸の電気機関車(その1)

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雪に縁が薄い関東育ちにとって、降雪対策を施した重装備の鉄道車輌はそれだけで魅力的だった。

北海道や東北、上越といった豪雪地帯には国鉄はもちろん中小私鉄であっても本格的な除雪車が所属していたが、それ以外の地域は大型のスノウプローを装備してそれに備えるのが通例で、冒頭に書いた雪があまり降らない地元の神奈川の相模鉄道にも当時は無蓋車におおきなスノープローを常備した車輌を保持し万が一の事態に備えていた。

神奈川ですらそうなのであるから常時降雪がある北陸の私鉄は当然にその対策が行われていて、その任に当たっていたのが電気機関車たちである。

もともと客車や貨物列車を牽引するために購入されたであろうこれらの電気機関車たちも昭和末期となるとその需要もなくなり、保線工事とこの冬季対策が主な仕業。逆に言えばそれがあるから残されていたとも言える。

今まで路線別に掲載することが多かった当ブログであるが、今回は昭和末期にみてきた北陸の私鉄電気機関車という形で掲載したい。

by michikusajinsei | 2016-12-16 06:50 | 福井鉄道 | Comments(0)