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昭和62年 近畿日本鉄道 (南大阪線、その1)

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昭和60年前後の近鉄はクリームとマルーンの2色塗装へと更新を急ピッチで進めていた。だからかもしれないが残されていた旧塗装の車輌はなんとなく艶を失っていたような印象を持っていた。

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その中で、最も美しい旧塗装を維持していたのはこの車輌だったのかもしれない。

実はこの車輌の来歴は知らないのだけれど、ヘッドライトをシールドビーム2燈化した以外、原型をそのまま保っているように思える。
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斜光に輝くリベットの列とイコライザー付きの台車、まるで戦前がそのまま立ち尽くしているかのような姿である。営業用車輌ではないし特に保存車というわけではないだろうが現役車輌に負けない光彩を放っていた。
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もしかしたら現場は決められた日常の作業で整備していただけなのかもしれない。しかし、特に利潤を生み出すわけではないこういう車輌がごく自然に綺麗な姿で維持されていた、そういう事実に振り返れば今と違う昭和という時代の大私鉄の余裕を感じてしまうのだ。



by michikusajinsei | 2016-05-08 22:25 | 近畿日本鉄道 | Comments(0)