昭和62年・63年 近畿日本鉄道(大阪線4)

近鉄特急が好きだった、あるいは良く撮りにいったのは車輌自身の格好よさもあるが、多様な特急車輌が来ることにもあった。
一番のお目当はスナックカーだがそれ以外にもアーバンライナー、ビスタカー、エースカー。それも原型から更新車まで多種多様な車輌がくるのだから堪えられない。とにかく来る車輌を片っ端から撮していた。
もっともデジタル時代の今日とは違い、1列車1カット。だからこそ下手は下手なりに集中して撮っていたものである。とはいえ、同じようなカタログ写真ばっかり撮っていても進歩がないなあ、と感じてこの場所では流し撮りによくチャレンジした。
また同時に犬走り撮影派の僕としては珍しく丘に登って引きの多い写真も撮っていた。
ちなみに当時は近鉄特急といえば、オレンジに紺の帯。模型で見る2200系や2250系のすずか、かつらぎといった車輌も格好良いが、僕としてはやはり馴染みがあるこの塗装と塗り分けが好きだ。
僕は優等列車は塗装を軽々に変更すべきではないと思う。やはり優等列車はその鉄道だけではなく大げさに言えば沿線住民にとってもシンボル的な存在である。アーバンライナーのように全く新しいデザインコンセプトなら別だが、目先を変えるために塗装を変えるのは意図とは全く逆にそれこそコーポレートアイデンティティが迷走してしまうように思えて仕方ない。
ちなみにこれらの写真を撮ってた時の彼らの車齢はスナックカーですらまだ20年なるかならずである。アーバンライナーは登場したばかり、ビスタカーだってまだ10年経っていない車齢。今から思えばそうとは気がつかず脂ののった頃を撮っていた。
当たり前すぎて退屈な光景だったとは言えるかもしれないけど陳腐化はしていない、そんな近鉄特急群のある時代の風景。
by michikusajinsei | 2016-05-01 22:02 | 近畿日本鉄道 | Comments(0)




