昭和61年 京福電鉄

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今回京福電鉄の拙い写真をブログに載せて最も嬉しくまた驚いたのは、力也会長さんという往時の福井口車庫でご勤務なされた経験のある方からコメントいただけたことである。

そのお話では、京福時代からの仕事に厳しい職人肌の方々が今も残りえちぜん鉄道を支えているとのこと。残念ながら今のえちぜん鉄道を訪問した経験はないが、写真で見るえちぜん鉄道の車輌は美しく保たれていて、さすが京福電鉄の美風を今に伝えていると思う。

なぜなら今、当時の京福電鉄の写真を見てつくづく思うのは車体の美しさである。当時は国鉄の特急といえども分割民営化直前で職場が荒廃していたからかもしれなが薄汚れた車輌も散見された。その中で白色という汚れが目立つ塗装にもかかわらず、見事に輝いている。
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そしてその輝きは人の手で保たれていた。何回か前のブログに整備されている方の姿が写っているが、機械ではなく人力で車輌を洗っていたのである。

それらの作業は冬の寒い最中、真夏の太陽の下、大変な苦行ではなかったのではないかと思う。できればしたくない仕事だったのではないか。しかし、それに対してきちんとした仕事をすることで自分の責任を果たす。そういった現場の誇りというものがにじみ出ているように思えてならないのだ。

自分も鉄道ではないが現場がある業界に勤めているので、現場の苦しさの一端はわかっているつもりだ。しかし、これらの写真を撮っていた頃は当然ながら全くわかっていなくて、外観の良し悪しばかりに目がいっていた。

馬齢を重ねただけだが、それでも四半世紀、社会に出て働いてきた。その今にして京福電鉄整備人の仕事ぶりに頭がさがる思いがするのである。
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今回は写すタイミングも露出も狂っている拙さに輪をかけた写真であるが往時の京福電鉄整備人の心意気を伝える姿をと思い、あえてアップすることにした。見苦しき点はご了承されたい。


by michikusajinsei | 2016-02-20 15:09 | 京福電鉄 | Comments(0)