昭和61年 京福電鉄

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この車輌はてっきり阪神電車そのものと思っていたが、考えてみれば標準軌の阪神がそのまま転入できるはずがなく南海電車の車体載せ替えだそうだ。確かによく見ると台車は旧型のイコライザー付きだ。

南海電車の電装品は質が良いのか野上電鉄も同じ組み合わせで存在していたが、野上は阪神自体も旧型車体だったのに対し、こちらは新性能車輛の旧型化である。その意味では顔つきこそ近代的であるが異形の電車であることには変わりない。

やはり京福電鉄の電車は一癖あるのが自然な姿なのであろうか。







by michikusajinsei | 2016-01-31 17:22 | 京福電鉄 | Comments(0)

昭和61年 京福電鉄

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正直言って格好の良い車輌など一両もいないと思う京福電鉄の福井支社であるがこの車輌は極め付きの異相だと思う。まさにハニワ顔。

元は東急デハ3300らしいがシルとヘッダーを外しHゴム化されるとまったく原型の面影を止めない不思議は顔つきの電車になってしまった。しかも他の電車が金太郎の腹掛け塗りでいる中、塗装まで手を抜いたように正面一文字。気の毒なくらいダメな方向にいじられている気がする。

しかしそれも個性である。原型を思うと怪異ともいうべき表情にかわっているが、見方を変えれば改造して長く使うほど大切に使われたとも言えるかもしれない。







by michikusajinsei | 2016-01-30 13:54 | 京福電鉄 | Comments(0)

昭和61年 京福電鉄

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大寒で凍えるような寒さが続く中、さすがに真夏の紀州路を選ぶのも場違いなので、紀州鉄道はしばらくお休みをして冬の風景をしばらく続けていきたいと思う。

そこで京福電鉄である。

学生の頃、何度か福井に旅行したが200系という大スターがいた福井鉄道とは違って京福電鉄の車輌はあまりに地味で撮していた当時はまったく興味がわかなかった。だが今、改めて見るとなかなか味がある。

この車輛は転入車をタネに自社にて車体を新造したものらしく少し複雑な経歴らしいが、そういった自社発注と他社からの転入が入り混じり、まったく統一感のない車輌群が野暮ったい塗装でかろうじて鉄道としてのアイデンティティーを保っている。それがその頃の地方私鉄の姿で、正にその典型例が30年前の京福電鉄だった。

この車輛で言えば、側面のバス窓は戦後派車輛の特徴づける一方で運転室に見える大きな手ブレーキハンドルに戦前車輛の面影を感じる。一言で言えばアンバランスなのだが、それが無くなってみると堪らなく魅力的に思えてくる。

路線自体は今でもあるが、鉄道名も変わり、そういった異形の電車とその保守を行っていた車庫の情景は過去のものとなってしまったようである。

写真の出来はともかくとして、それらをいくつか記録しているのでしばらく掲載していきたい。


by michikusajinsei | 2016-01-28 20:06 | 京福電鉄 | Comments(2)

平成28年 鳴門駅

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終着駅の風情が濃い鳴門駅
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たとえ新型車輛でも、気動車が短い行き止まりホームにポツンと佇む光景はたびの終わりの寂寥感と同時に終着駅が始発駅となって発車をまつ間は鉄道があることの安心感を同時に感じてしまう。

by michikusajinsei | 2016-01-27 11:58 | Comments(0)

平成28年 岡山

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これは岡山で食べた親子うどん。
前日まで香川を旅行していながら岡山のうどんをアップするのも天邪鬼な話だが、美味しかったんだからしょうがない。

いや、もちろん香川のうどんは堪能したんだけど、なんせセルフの食べ方一つ知らない人間なんで、うまかったなあ、と言う感想しか浮かばない。

実は半世紀近い人生で親子うどんというものを食べるのは初めて。

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そして食べたのはこのお店。僕は大衆食堂の真髄は丼ものにあると信じているが、とにかく寒くて今回に限っては何かあったかい物が食べたかった。そこで目に止まったのがこの親子うどんだったわけである。

ついでに言うと、大衆食堂ってなんとなく雰囲気があったかくてホッとする。大抵、夫婦で営まれているので家族の匂いというものが自然とでてくるのかもしれない。

それはともかく、この親子うどん。美味しかった。鶏肉がパサつかずに肉の味がちゃんとするし、卵でとじられるときに使うダシにうどん汁の醤油味が足されるから見た目を裏切って味に深みがあった。

親子うどん。ざっかけない料理だか美味しいものだな。



by michikusajinsei | 2016-01-23 15:53 | Comments(0)

平成28年 鳴門

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ちなみにスーパーの昼ごはんは、こんな感じ。鳴門駅のベンチで。

情景的には佗しいが、食べているものは豊かな地の物です。

by michikusajinsei | 2016-01-22 08:06 | Comments(0)

平成28年 高松

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出張の時は余裕はないんで滅多にその機会はないが、そうじゃない自由な身空での旅ではよくスーパーにいく。これは日本だけじゃなくて何処に行ってもそうなんだけど、スーパーにいくとその地の物価や、どんなものがその地のオススメかがよくわかるからだ。

特に海産物はそう。神奈川県だって三浦海岸駅前のスーパーと僕が普段使っている横浜のスーパーでは明らかにものが違う。そして興に乗れば昼飯や夕飯をそこで調達することもままある。今回がまさにそうだった。

今、旅しているのは四国。貴重な帰国休暇なので自分が今まで旅したことがないところを旅している。

その、玄関口の高松のそぞろ歩きで入ったスーパーで見つけた刺身が昨日の晩ご飯。さよりとちぬ、それに養殖オリーブぶりの刺身。どれも関東育ちの僕には縁がないものばかり。とりわけ、ちぬの美味しさには参った。

だいぶ前に、この対岸にある岡山の造船所に出張したことがある。そのときの昼飯で造船所の技師の方が瀬戸内の黒鯛釣りの面白さと味の良さを語っていたのだが、彼の熱弁はこれを食べて腑に落ちた。甘くてコクがあって、ご飯にもお酒にもあう。

久しぶりに美味しい刺身を食べた快感に酔った晩ご飯だった。

by michikusajinsei | 2016-01-20 07:47 | Comments(0)

クライスラー

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オーシャンバー・クライスラー。

いつ来ても、このバーの心地よさは別格だなぁ。この見せに初めて足を踏み入れたのは今から二十年前、また三十前の尻が青いころである。

そう頻繁にいく訳ではないし、来る時は誰かと一緒だからお店の方と話したことはないが、女将さんと心の中で勝手に呼んでいる女性バーテンダーの落ち着いた物腰を見ているだけでホッとした気分になれる。

バーという社交場は、どこか凛とした居ずまいを求めるようなところがあると思う。その中で、このクライスラーに入ると感じる独特の空気は天井の高い伸びやかな空間と女将さんの物腰で普通のバーにはない柔らかさを感じるし、それはそれでとても貴重な雰囲気のように思う。



by michikusajinsei | 2016-01-17 10:29 | 横浜 | Comments(0)

お知らせ

少しインターネット環境が良くない環境におりますので暫く更新が難しいですが、遠からず再開したいと思っております。

by michikusajinsei | 2016-01-11 09:38 | Comments(0)

昭和63年 紀州鉄道

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紀州鉄道は買収される前の会社名は御坊臨界鉄道である。臨界鉄道という名前はどちらかというと田園風景よりは工場地帯に引かれた貨物営業主体の鉄道というのが通り相場。

またいくら信用補完のために買収したって企業として運営して行くからには乗客がある程度見込める沿線人口が必要だろうし、その背景があっての路線長の短さから線路風景はおそらく民家が切れ目なく繋がっている市街地を通過しているのではないか、そんな予断で気動車の発車を待っていたのである。

結果として、この想像は半分あたり半分外れ。すでに掲載したような想像通りの風景もあるが、なによりも驚いたのは伸びやかに広がる水田地帯があることだった。

最初に乗った時から30年という月日が経つが、御坊の駅を出てから少しそのような風景があったが、真夏の日差しの中で全てはけ放たれた窓に突然視界が開け、青々とした夏の稲穂がどこまでも広がっていく水田が展開しそして飛び込んできた涼風の感触を今でもありありと思い出す。

by michikusajinsei | 2016-01-10 09:42 | 紀州鉄道 | Comments(0)