昭和62年 紀勢本線


a0322896_07525245.jpg振り子特急と野上電鉄。

学生時代、一生懸命、電車の写真を撮していた頃、いかに綺麗な列車写真を撮るかに懸命でした。言葉を換えれば、なるべく余計なものが映り込まずすっきりした背景に列車が大写しになる写真です。それは特急も野上電鉄も同じ。そういう意味で前日にアップした写真なんかは当時、会心の出来だと思ったものです。

でも今、何度も見返しているのは色々と余計なものが写っているこの写真。野上電鉄の車輌もそうですが、枕木を利用した柵やら架線柱のかたち、後ろの建物。植生の色合いの違い。30年後になって当時の駄作と思った写真が今の自分にとってなんと雄弁に語りかけてくることか。

時間が経つというのはなかなか乙なこともありますね。

by michikusajinsei | 2015-11-30 08:25 | 国鉄 特急 | Comments(0)

昭和62年 紀勢本線

a0322896_09581618.jpgJR化直後、しかしまだJNRマークは健在だった。



by michikusajinsei | 2015-11-29 10:02 | 国鉄 特急 | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.68

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少々気の重い出来事がありました。
いや、自分自身ではないのですがあんまりな状況に立たされた当人の気持ちを考えると僕も他人事とは思えないのです。そのためエッセイを考える余裕がないので昼ごはんの記事は少しお休みします。

代わりに、という訳ではないんですがちょうどパソコンも新調し昔の写真をアップできるようになったのでまたそれを再開します。

この写真は食べるために立ち寄った店で偶然見かけた看板です。

by michikusajinsei | 2015-11-29 06:23 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No. 67

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チキンフライのシリアルまぶしです。

昨日は少しバタバタしてたので外に食べに行く余裕がありませんでしたので買ってきてもらうことにしました。ただ作業しながら食べたかったので、ご飯や麺類じゃないものをってお願いしたところ買ってきてくれたのはこれです。

たまに日本からお客さんがくることがあります。そうすると、どこかで晩飯をとなるんですがシンガポールっぽいものが食べたいねえって言われることがある。さて、どうするか。

前回、チキンライスを書きました。確かにシンガポールを代表する料理ではありますが、昼ならともかく夜に彼らを連れて行くのはちよっと憚れます。なんせ駅そばですから。

もちろん高い店に行けばそれなりの料理もありますが予算もあるし、だいたいそう言う希望を言う人は雰囲気も含めてですから、シンガポール人が日常的に食べるところに行きたいわけですね。

で町中のレストランに行き、何を注文するかと言えば、これです。チキンかエビのフライにシリアルを多分バタで炒めたものをまぶした料理。ともすれば油でしつこくかつ単調になりがちなフライにシリアルが香ばしさとバタが甘みを加えてくれる。これは鳥ですが特にエビの場合は、それだけだと食感に違和感がある甲羅に新たな風味を付け加えてくれるので実に美味しい。まず間違いなくお客さんは喜んでくれます。複数回来てる人には、だいたいリピートをお願いされますね。

そう言う意味では日本でも普通に食べられる料理になってもおかしくないよなあ、とそんなことをぼんやりと思いながらたべていました。



by michikusajinsei | 2015-11-26 12:44 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.66

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海南鶏飯、チキンライスです。

シンガポールの昼メシなのにチキンライスはないのか、とある方に言われました。確かにチキンライスってシンガポールの料理で最も名が売れているものだと思いますが、日本で言えば駅ソバみたいなものです。

どんなところが一緒かと言えばほぼ全てのフードコートにありますが、どこで食べても大きな違いはないんじゃないかと感じるところです。

要は鶏を蒸して、チキンスープで炊いたご飯に乗せてるだけですから。あえて言えば食べ手の方で、甘いタレを掛けるか、それとも辛いタレを掛けるだけの違いくらいかな、そう思っていたのが正直なところです。まあ、はっきり言えば味にパンチがなくて食指が動かなかったんです。だから暫く食べていないので書く機会がありませんでした

でも、折角の機会です。久しぶりに食べてみたくなりました。で、いつものフードコートへ。ちなみに、ここのチキンライス屋はいつも列が短い。有り体に言って不人気。これも今まで食べなかった理由の一つでした。普通ならば列が長い方が良い店なんて思いませんが、昼時分のフードコートは別です。長い方はともかく短い方は何かしら欠点があるのが普通ですからね。

たまたま今日は雨が降っており、室内にあるフードコートには何時にもましてたくさんの人が来てます。こう言う時は空いている方が有難い。それもあって今日は迷うことなく並んでみました。

さて、食べますか。

あれ、意外と美味しいぞ?それが最初の印象です。偶々なんですが典型的なチキンライスの写真を撮りたかったので今回は辛いも甘いもタレをかけてなかったので、素のまま。二口め。やっぱり美味しい。何だこの味は...そうか、醤油だ。

何年も食べていないうちにチキンライス店で変更の申し合わせがあったのか、それともこの店の工夫かわかりませんが変化が起こったようです。淡白かつ単調だったチキンライスが醤油を一寸まとわせるだけでこんなにも美味しく豊かな味わいになるのか。いや、これはもう食べ終わるのが惜しくていつも以上にゆっくり味わって食べていました。

ごちそうさま。

駅そばと言えば東神奈川の北行ホームにある日栄軒。あの前を通るとむせ返るような鰹節の匂いに圧倒されます。堪らなくなってついつい寄って食べるんですが、他の駅ソバ店とそう大きな味の違いがあるわけではないです。でも、しばらくしてあの匂いを嗅ぐと食べてくなってしまいます。個性など余り求められていない中、どうやってそれを訴えるか。日栄軒は鰹節の大量投入により独特の個性を出しています。しからばシンガポールの駅そばであるチキンライスはどうか。誰も真面目に考えていそうもない中で、それを求め発見した解。そして誰もが馴染んでいる味付けを変えることに挑戦した勇気。

大袈裟ですが、このフードコートの亭主の創造力と意思に感服した昼ごはんでした。




by michikusajinsei | 2015-11-24 13:40 | シンガポール | Comments(4)

Singapore Lunch Record No.65

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煮麺です。
数日間、日本に帰っていました。シンガポールでは普段は日本食など全く食べることはないのですが、日本から帰った直後は別です。正直、身体も疲れていますし、どうしてもあっさりしたものを食べたくなってしまう。

それでは何を食べるか、少し前に書いた醸豆腐かなあ、なんておもってたんですが、生憎店がやってません。で隣の店の献立を見ていると、カタカタでソーメンとあります(忘れてしまいましたご漢字でももちろん書かれています)。即決。

しばらくして運ばれてきました。ご覧の通りで野菜スープ。中にソーメンが入ってました。ちなみにソーメン自体は、こちらのものでしよう。あちこちのスーパーで売ってますからね。味も変わりません。少し艶がないかな。そんな程度です。もちろんこんな食べ方ですから喉越しで味わうような爽快感はないですけどね。

あっさりとしたものを食べたいって気持ちだけで注文したので全く文句ないです。ただ面白いなあって思うのは調理に全く醤油を使わないことです。他の料理には醤油に限らず多様な調味料を使うのにこのようなスープには全然使いません。あと、嬉しいのは生姜ですね。こちらのスープにはよく入っていますが、短時間とはいえ煮込まれているので舌に当たる鋭さはありません。でもこれが入っていると単調な味付けを引き締め舌をさっぱりしてくれます。薬味の役割ですね、

こんなところにも東アジアと言う地域が持つ共通性と多様性を感じてしまう昼ごはんでした。



by michikusajinsei | 2015-11-23 14:01 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.64

本日はご飯ではなく、また少し早いアップです。

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ここはチャンギ空港。こんな展示がありました。
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これはA380。乗るのは何年ぶりでしよう。少し出かけてくるので数日お休みします。

by michikusajinsei | 2015-11-19 10:05 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.63

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最近ちょいちょい食べるカレー。

当たり前ですが、家庭料理以外の他所の料理はよく知りません。日本国内だってそうです。少し前に書いた皿うどん。それから、お汁粉なんかもそうです。子供の頃、初めて関西風のお汁粉を食べた時、箸ではなく匙が添えられてきた時、まず戸惑いました。それまで汁っけの多いものがそうだと思ってましたから。流し込むのになんで匙がいるんだろう。上品に食べろってことかな、と思ったことを憶えています。

だから、他所の料理を食べる時はどうしても慎重になり、なるべく自分のイメージに近いものを選ぶのが普通ですし売る方もそうやって売りやすい献立を全面に出します。その意味でマーケティング的に考えられたパターンが氾濫するのはやむを得ないでしょう。

それはインド料理だとナンですね。日本ではナンがインド料理の象徴みたいになってると思います。現に僕もこちらに来るまでそう思ってました。

だけど、実際はどうも違うようです。昼飯でインド料理屋に並んで見ていると殆んどの人は米を注文。たまにチャパティ。ナンは滅多に見ません。一つはナンが他と比べて若干ですが高いことだと思いますが、多分、普通のインド人の主食は米なんだからだと思います。

しかし、それよりも感じるのは土着料理の柔軟性ですね。和食だって様々な調理法や素材がクロスオーバーしているようにインド料理もそのようです。この一皿にあるもの、白身魚のソテー、キャベツの煮物。カレーも中に入っていたんでわかりませんが大根が入ってました。インド人が作ったカレーに大根ですよ。これはもうインド料理と言われて想像するものを全く超越してます。

料理における保守と革新はエリート料理人の創造だけでなく、草の根から生まれて自然と止揚され、やがて自然に馴染んでいくこともあるんだな、そんなことを思った昼ごはんでした。



by michikusajinsei | 2015-11-18 14:02 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.62

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魚香肉絲です。
これはもうご飯に合う鉄板の献立。甘みの強い豆板醤主体のソースに細切り豚肉と野菜の炒め物を絡めただけの一皿ですが、ご飯に添えて食べると箸の進むこと、進むこと。あっという間に完食です。

似たものに青椒肉絲がありますか、それは鋭角的な辛さがあるので僕はご飯よりもビールのつまみの方が合っているように思います。対して、こちらは圧倒的にご飯ですね。と言うよりお酒には合わないと思います。

お酒が好きなんでついどれが酒の肴になるかなんて考えてしまいますが、全くお酒に合わず、でもとても美味しく食べられる、正に昼ごはんの王道と言うべき一品でした。

by michikusajinsei | 2015-11-17 14:08 | シンガポール | Comments(0)

Singapore Lunch Record No.61

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これは豆腐の土鍋煮込みです。

これ、僕は大好きなんです。野菜のうま煮に厚揚げが入っているのですが、野菜、豚肉、椎茸が軽く炒めた後で煮込まれて、それぞれの持ち味が溶け合いなんとも言えない深みがあるんです。そして、それをご飯にまぶして食べる。

いや、この時だけは、育ち盛りに戻った気分でどんぶり飯をワシワシ掻き込む、そんな気持ちにさせる昼ごはんでした。

by michikusajinsei | 2015-11-16 19:02 | シンガポール | Comments(0)