昭和60年 & 62年 東武鉄道

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ブログ掲載の順番では後継のステンレス製を取り上げたが東武鉄道、というより私鉄を代表する通勤型といえばこの8000系。旧国鉄及びその系統たるJRグループを除けば最も多く製造された車輌である。

とは言っても元々が国鉄のブルートレインに憧れて始まった鉄道趣味の道、私鉄の通勤型なぞは長く興味の外、学生の頃、一時は毎日のように使っていた西武池袋線なぞ一枚も写真を撮っていない。この8000系も知識としては当時、私鉄界で最量産電車と知っていたがどんな電車かということの関心は湧かなかった。

それでも写真を撮ったのは東武鉄道自身が自分にとって珍しかっただけでついで撮りでしかない。

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そんな中途半端な気持ちで写した写真であるが、特に下段の幌付き先頭車は中々迫力があって格好良い。この8000系顔はなんとなく平板な印象が強かったのだが正面に微妙な角度があったのか。

ところで東武鉄道と言えば保守性と言う言葉を条件反射のように覚えてきたが、それの象徴のような8000系のことを調べると必ずしもそうではないようだ。この電車の登場は昭和38年、新性能電車の第一世代にあたるかと思うが最初から台車に空気バネを備えていたとある。同じ年に登場した京王帝都の5000系は同じ空気バネに更に冷房装置まで装備したが、そちらは特急運用にも使われる看板車輌で普通運用が主体の車輌としてはこの時期に空気バネを備えたのは珍しいのではないか。

その背景には長距離区間の走行がある東武鉄道の事情もあるそうだが、同じ事情の国鉄では東海道線や横須賀線はその末期までコイルバネ台車が主力だから東武鉄道の意外な先進性にちょっとした驚きを感じる。

by michikusajinsei | 2018-01-06 12:23 | 東武鉄道 | Comments(2)

Commented by pikorin77jp at 2018-01-09 09:19
ご無沙汰しております。
昨晩はコメントありがとうございました。

昭和60年から62年に撮りためられた写真、随分たくさんあるんですね。この期間限定で撮られた写真 とても貴重なものだろうと思います。道草人生、、素敵な言葉だなと思います。この二年間道草して 撮られた写真は お宝で、道草されたからこんな素敵なものが 残せたのでしょうか。道草は人生にとって とても大切なことだなと思います。
Commented by michikusajinsei at 2018-01-09 23:26
ピコリンさま、コメントありがとうございます。

前に書いてもいますが、この頃は学校を落第してなんとも肩身が狭く、なるべく人目につかないような気分でいました。だからといって放浪するような勇気はとてもなくてせいぜい道草程度しかできませんでした。

でもその道草をくっていた時に味わった気持ちや教えられたこと、そしてだからこそ出会えた人々や情景を思うにつれ、それは自分自身を成長させてくれた貴重な時間だったと思います。