人気ブログランキング | 話題のタグを見る

平成28年 藤棚商店街

平成28年 藤棚商店街_a0322896_23172378.jpeg

















今週の月曜日に、藤棚商店街と言う横浜の古い商店街を歩いて入った喫茶店。お茶と言うよりは小腹が空いていたのでなにか食べたくなって献立を眺める。

入ったときは喫茶店だからパン類かナポリタンかな、って思ったけと目に留まったのは全く別のもの「ドライカレー」

前にいつ食べたか全く思い出せない、だからこそ、なんとなく気になって注文した。

別に味は格別なことはない。カレー粉がまぶされた炒めごはん。でもなぜかホッとする。

作り手も素材も全く自己主張することない。でも決してやっつけ感で作られているわけではない。

手をかければいくらでも進化し味わいも増していく日本の洋食。でも、その味わいの根底には家庭の味、祖母、母の味があるし、それは決して複雑玄妙ではなくて日々の暮らしの中で培われていったものだと思う。何て言うのだろう、そう、素朴さ、かな。

飽きることもないし、逆に食べることに集中することも強いない。また、一般的な食事のエチケットさえ気をつければ、特別なマナーもないし誰もが肩の力を抜いて食事を楽しむことができる。

だからこそ冷凍食品や出来合いのお惣菜、そして高級レストランの料理までそれぞれのおいしさがあるのを感じるのだと思う。

特筆することなど何もないけど、この料理としては素朴の極みのようなドライカレーを食べていて、ふとそんなことを思った。



by michikusajinsei | 2016-03-23 23:16 | 横浜 | Comments(0)