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Singapore Lunch Record No.79

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もやし炒めです。

いつものインド飯屋です。舌に合うと言うのが前提ですが、シンガポールに来てからなるべく和食以外の馴染みの無い料理を食べようとしてました。と同時になるべく本国と味が近いと思われるものをです。

しかししばらくすると本国に近い、レストランの決まり文句で言えば、本場の味って言うものですが、それってなんだろうって思うような料理がたくさんあるのです。何度も書いていますが、海南カレーなんかその代表です。カレーはインドが本場ではあありますが、海南カレーはその亜種か。僕はそうじゃないと思いますね。カレーのスパイスの使い方に影響を受けた華人が作り出した独自の料理でしょう。

しからばこれは何料理なんでしょうか。

ちなみに白っぽい固形物は豆腐です。まるで日本の独身男性が晩御飯を作るネタに行き詰まって冷蔵庫にあった材料を刻み、味を誤魔化すためにカレーをまぶして炒めましたって感じの料理が堂々とインド料理屋で野菜料理として売られているのです。

で肝心のお味はどうか...見た目から想像する通りです。そのまんま。野菜炒めカレー味。

何をするにしてもある程度は記号論的に情報を処理し対応していかなくては今の世の中対応しきれません。しかし官能に属するものまでそれを行うとどうなるか。舌ではなく脳で食べる、イメージを食べるようになってしまうように思うのです。それってなんか不健康な気がするのですよね。

まあ、そんな大それたことを毎回感じているわけではないですが、それにしてもインド飯屋でこんな野菜料理が出されるのか、これもインド料理かっていう軽いカルチャーショックを感じた昼ごはんでした。



by michikusajinsei | 2015-12-19 00:34 | シンガポール | Comments(0)